半蔀(はしとみ) その弐
後日家内が演じた「半蔀」の写真を見ると夕顔の花や瓢箪がいっぱいについた半蔀戸を押しあけて現れる夕顔の霊が大変美しく写っている。シテを演じているのは私の家内ですが、家内はこんなに若くも美人でもない。しかし能面と衣裳をつければこんなに美しい夕顔の君を演じています。まさしく幽玄の世界です。改めて家内を見直した演目でした。