当支部会員参加による行事日程

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 古式日本刀鍛錬 一般公開
 刀匠、研師、柄巻師、鞘師、白銀師の実演
 1月2日、10月は関市「刃物祭り」開催日
 3月、4月、6月、7月、9月、11月は第1日曜日

平成19年度「支部活動」日程

支部活動 期   日
 (1)第1回研究会・支部総会  平成19年5月20日(日)
 (2)第2回研究会  平成19年7月15日(日)
 (3)第9回東海地区大会参加  平成19年10月7日(日) 
 (4)第3回研究会  平成19年11月11日(日)
 (5)第4回研究会・新年懇親会  平成20年1月27日(日)
 (6)第5回研究会
 平成20年3月2日(日)


平成20年3月2日研究会(博多支部長を迎えて)

鑑定刀 刀工名 鑑定・鑑賞見所
一号刀 太刀  国村 重要美術品

磨上なるも在銘の延寿国村、見る機会は少ない
 極め物や国時、国泰銘の短刀はある

姿、バランス良く、手持ちが快い

焼刃、刃幅の広さは魅力的で、並みの来物を見るより迫力が感じられる

帽子、延寿の特徴である二重刃が見られず、熟考
 何となく鎌倉期の猪首風にも感じられる

【入札鑑定】
 来国俊、来国次、了戒への入札が多かったが、判者の回答は、「縁有り」となり
 延寿へ。来であれば、刃幅の広さより、国光へ入札すべき
二号刀 刀  肥前住播磨大掾藤原忠国 重要刀剣

肥前刀に見えない、傍肥前、相州伝の作品

沸が明るく、健全な名品

姿、二尺一寸、茎の棟が角となり、茎仕立てが脇差拵えで、太刀銘に切る

帽子、乱れ込み、一枚風なるも、小丸に返る

焼刃、鎬に掛かって非常に暴れ、刃境に金筋、砂流し入り、刃紋、「キノコ雲」のような
 異風な形となる

 仔細に見ると、変化するも、足長丁子の足が一定の線で止まり、乱れの谷に沸が
 凝るなど、肥前刀の特徴を見せる

【入札鑑定】
 新刀と見て、焼き出しがないことから、肥前を考える
 忠国よりも正広に入札すべき刀、どちらかと云うと
  暴れた焼刃、金筋、砂流しは正広に多い
三号刀 刀  肥前国忠吉 重要刀剣

肥前刀に見えない、大和伝の初代忠吉の初期作

姿、二尺二寸一分、腰元に踏ん張りがあり、反りの
 中心が真ん中にある輪反りとなり、肥前刀の特徴を見せる

 裏に薙刀樋、旗鉾の彫が入り、初代忠吉にままある
  上に鎬地を落として二筋樋を入れる
 (鍋島藩に本科があったのではないか)

 銘、太刀銘に切り、銘より慶長六年の作と鑑定できる
  忠吉、三十、三十一才頃に当り、所謂「秀岸銘」と呼ばれる初期銘に該当する

地鉄、新刀期、粉糠肌でない、古いもの

焼刃、ほつれ、二重刃が見られ、帽子、掃き掛ける
 慶長十五、六年頃までは、帽子は小丸にならず、変化する

【初代忠吉】
 全ての伝法(山城伝、備前伝、大和伝、相州伝)に取り組んでおり、皆焼のものまで
 ある。慶長十〜十四年までの若打ちには写し物が多い

 この刀、『肥前刀大鑑』の一頁目の刃紋大暴れした
  長義写し(鍋島茂直の佩刀と云われる)より、数ヶ月前打った、慶長六年の作品

 慶長五、六年の製作年の見分け方は、「肥」の「巴」と
  「国」の中の「さんずい」様、銘の切り方の組合せで決定できる
  これだけではないが、理解し易い方法

四号刀 短刀  濃州岐阜住大道
     信濃守国広
第五回 特別重要刀剣

大道、国広の合作刀はそうは無く、出来が良い

表に大道、裏に国広が銘を切り、天下の国広が岐阜に来て、大道に教えを請うて
 記念に打ったものか

大道の活躍が偲ばれる、岐阜に残しておきたい名品

彫り、「俵に乗った大黒天」、これだけで堀川国広と当る
 国広の自身彫りかどうかは判らず
五号刀 刀   筑前国福岡住守次 重要刀剣

福岡石堂−守次のトップランクの出来

この作品、健全で生く、錆色良く、鑢目がはっきり残っており参考になる
 従来からの評価・解説を見直すべき名品

焼刃、逆掛かった複雑な刃紋となり、鎬の上まで掛かる。乱れ映り、綺麗に鮮明に立つ
 帽子、殆ど一枚となる

【福岡石堂系譜】
  是次、守次は従兄弟同士で、江戸石堂是一に備前伝を習った

  是次の父−利秀(としふさ)、守次の父−利平(としひら)、二人の合作刀が4本程
  あり、寛永六、十二年紀のものがあることから、息子たちの年代と辻褄が合う

【他石堂との違い】
  江戸石堂−光平、常光、刃紋乱れても、帽子は横手から小丸に返る

  映り、是次、守次には殆どあり、石堂の中でハッキリ出るものが多い


平成20年1月27日研究会

鑑定刀 刀工名 鑑定・鑑賞見所
一号刀 脇指 国徳 堀川国広の弟子と云われ、
 協力者として自身銘を切らずに作品少ない
 僅かに重要刀剣もあり「くにのり」と読む

姿、身幅さまで広くなく、寸伸び、反り付き、強めに先反りが付く慶長新刀にある体配

地鉄、ザングリとし、黒味があり、板目肌、肌目が一寸立ち、地沸が付く、
 所謂「堀川地鉄」

刃紋、湾れ、腰の辺りに角掛かった小湾れ、気の利いた刃を焼く砂流し、金筋等の
 働きがある

【一本入札鑑定】
 時代(姿)と国(鍛え)を鑑定する刀
 堀川国広、出羽大掾国路に入れたい
二号刀 太刀 景光 姿、鎌倉末期の太刀姿、反りは浅い方で注文か

地鉄、映りが刃寄りに立ち、これが影響してか
 匂い口が沈みごころ、うるみこころとなり、古びて見える

刃紋、直刃調子に小模様な刃を焼き、
 うるんではいるが、逆掛かった互の目、角互の目。良くみると味がある良い刃
 帽子、三作ごころ

銘、素晴らしい、大き目な二字銘を太刀銘に切る

【一本入札鑑定】
 長船の三作帽子を捉える
 長船としても派手やかではない作風
三号刀 短刀 宇多国久 重要刀剣

姿、室町初期・応永頃の短刀姿

地鉄、綺麗に詰まり、白気映り立つ

刃紋、直刃、帽子尖って深く返る

【一本入札鑑定】
 本日のハイライトであり、これが当ると入賞
 江戸時代の伝書に「宇多には左文字堅気有り」とあり、左安吉の入札も頷かれる
 応永備前盛光・康光、応永信国への入札も時代を捉えていて良い
 宇多の地鉄には、江の流れを汲む精美なものと一寸肌立つ則重の流れを汲む、
  二様が有る
四号刀 刀  河内守藤原国助
    寛永十九年二月吉日
重要美術品、名物であり、同作者の中で一番上手い作品、「ナンバーワン」

寛永十九年紀で堀川から大坂に移った時代

姿、元幅と先幅に幅差が付き、反りが深く、切先が大きくない

刃紋、長い大坂焼き出しがある

【一本入札鑑定】
 初代国助、親国貞に入れたい作品
五号刀 刀  (金象嵌銘)貞光 一橋家伝来、大名道具

金象嵌、花押はないが、本阿弥光常のもので
 国宝「桑山保昌貞吉」の子と云われる貞光

講師先輩の言葉「正月に保昌を見ると良いことがある」

地鉄、平地も鎬地ともに柾

刃紋、匂い口が沈んで、古調な小乱れ、
 刃中、金筋、ほつれ、砂流し掛かる働きがあり、良い味を見せる

【一本入札鑑定】
 鎌倉時代末期の大和物と見たい作品
  大和物、小模様で地味だが、味がある地刃の出来

 柾目鍛えより、保昌で同然、千手院で10点、他5点
 仙台国包も大和保昌伝だが、地鉄が綺麗になりこの味がでない

鑑賞鍔 画 題 鑑賞見所
信 家 梅樹 重要刀装具  画像1
勘四郎 重要刀装具  画像2
林重光 重要刀装具  画像3
林又七 重要刀装具  画像4
林又七 重要刀装具  画像5


平成19年11月11日研究会

鑑定刀 刀工名 鑑定・鑑賞見所
一号刀 脇指 信国 応永信国二人のうち、左衛門尉信国か

体配、長さの割りに身幅あり、室町初期の姿

刃紋、矢筈掛かった小湾れ、互の目一つ、矢筈掛かった小湾れを焼き、
 リズム・調子がある

鍛え、焼刃ともに沸え、刃縁、ほつれ、金筋入り働きがある

彫物、上手な重ね彫り

【特徴】
 上手な彫物
   「刀身彫りの名人」である相州貞宗の弟子と云われる初代信国からの流れ
 沸が強く、備前より沸る
二号刀 太刀 国宗 間違いない本物の二字銘
 常に無い刃紋であるが、一作風と捉える

鍛え、良く、沸が一番強い方で、見事な乱れ映り立つ

刃紋、乱れ丁子が横から詰まり、小沸付く

【鑑定苦労】
 乱れ映りより、備前は固いが、長光・光忠にもここまで沸たもの無く、一文字の誰かで
 迷う

 入札し難い刀工であり、作風色々ある
   光忠・長光に近い作風のもの
   一文字風の丁子刃もある
   沸より、雲次、古備前の鎌倉期の鍛冶にも

 系図では鎌倉鍛冶の創始者の一人であることから、沸の強い作風もあるかと考えて、

 鍛え良く、立派な映りから、鎌倉時代中期の位高い名工として、国宝に三本の太刀が
  ある「国宗」を考える
三号刀 太刀 来国光 将軍家伝来、大名道具として保存が良い。位取りが出て、品が良い作品

姿、反りに特色が出て、所謂、中間反り・京反り・鳥居反りとなり、時代、鎌倉中期から
 末期と見え、平肉も残り、気持ち良い重さ

刃紋、中直刃から広直刃、丁子ごころの乱れ刃となり、足・葉入る

 腰は、直刃調子で丁子が交じり、上は、二重刃、三重刃となり湯走りが入ることから、
  来物となる

 来国俊より、刃幅が広く、体配に豪壮観があるため、来国光に絞れる
四号刀 短刀 国光
    嘉元二二年
位取り、藤四郎吉光・来国俊・新藤五国光、直刃の名手を考える

刃紋、細直刃、糸直刃であり、新藤五に一番ある

地鉄、鍛え良く、細かく地沸が付き・地景が入る
 糸直刃なるも、金筋入り、刃沸はつぶらで上等
 地色良く、黒だけではない、青味掛かる

銘、細鏨となり、書風も常と違う
 古い伝書には、新藤五の晩年或いは没後に、息子が銘を切ったとある

 本作品、地鉄・地色に透明感有り、澄み渡っており、名工の作品として、鑑定では
 新藤五で良い
五号刀 刀  長曽祢興里入道虎徹
    (金象嵌 裁断名)
大模様、派手やかな刃紋を焼く明暦・万治頃の虎徹初期作

刃紋、直ぐに焼き出し、小湾れを焼く
 大きい互の目と小さい互の目、瓢箪を半分に割ったような所謂「瓢箪刃」となる
  ハネトラ時代にも見られる
 帽子、先が尖り、返りが寄るが、虎徹風がある
 完成された所謂「虎徹帽子」ではないが、初期には見られる虎徹帽子の範疇として
  捉える

地刃に、強さと冴えが虎徹生来の持ち味として顕現されている


第9回東海4県ブロック大会

鑑定刀 刀工 鑑定・鑑賞見所
一号刀 太刀 長則(福岡一文字)
小丁子、小互の目
二号刀 脇指 伊賀守金道(初代) 稲葉志津を彷彿
三号刀 太刀 大原真守 重要美術品
鄙びた出来、焼落し
四号刀 脇指 虎徹(ハネトラ銘) 寛文二年の裁断名
瓢箪刃目立つ、若打ち
五号刀 太刀 守次(古青江)


平成19年7月15日研究会

鑑定刀 刀工名 鑑定・鑑賞見所
一号刀 短刀 備州長船倫光
    康安元年七月日
長船兼光の三人の弟子の一人、子供とも云われ最も上手いか

 政光、兼光に最も近く、片落ち互の目、互の目と互の目の間がこずむ

 基光、ノコギリ刃

 倫光、片落ち互の目とならず、互の目が少し湾れる
  本作も指表腰元に見られる

映り、棒映り

【鑑定ポイント:映りと時代】

  乱れ映りか棒映りかで、必ずしも時代の上げ下げは云えないが、棒映りが刃に
   接近すると、時代が下がることは云える
二号刀 太刀 安綱 古い時代の太刀、姿の綺麗な作品は少なくい
 本作を参考に。安綱、擦り上ったものは割と少なく、生ぶの姿が多い

姿、腰反り、先でも反って、鎬巾が狭い
 棒樋、角止め、片チリとなり、彫りは浅くい(後彫りとは云えず)

焼刃、腰元で焼落し、時代が古い割に小互の目が連れる

地鉄、肌立ち、地斑映り立ち、地に絡む

【鑑定ポイント:太刀姿】

  平安末期・鎌倉前期の太刀、腰で反って先俯くと云い、身幅の割に鎬巾が広い

  古伯耆物、先でも反り加わり、鎬巾がむしろ狭い
   彫り物、少ないが「童子切り」に有り

【鑑定ポイント:正宗】

  相州正宗、「伯耆の地鉄と姿を参酌した」との説有り
   鎌倉末期としては鎬巾は狭く、一理有り

【鑑定ポイント:焼落し】

  直刀では、地鉄柔らかく、作刀技術が未熟なため、腰元で折れないようにする目的で
  焼落したのではないか

  毛抜形太刀では、ハバキ・鍔を切先から入れるため、焼落し部分に穴を開けて、
  皮を通してズレないようにしたのではないか

  焼落し部分に穴が開いた作品が何点か残っており、これらの伝統を踏襲したもので   はないかと想像される

     ・奈良、長谷川神社
     ・近江、竹生島神社
     ・大宰府天満宮
     ・熱田神社

三号刀 脇指 長曽祢興里入道虎徹 姿、元先の巾差付き、中切先に結ぶ
 付帯するハバキは江戸時代のもので呑み込みが深い

鍛え、鎬筋に柾が目立ち、ハバキ元に「テコ鉄」と呼ばれる荒れた地鉄を見せる

焼刃、刃が冴えて、刃縁しまる

刃紋、互の目乱れて、高低無く湾れ、短く焼出しを見せる

指裏の帽子、親指型の刃形となり、所謂、虎徹帽子

【鑑定ポイント:新刀・江戸新刀】
  新刀、鎬筋が柾掛かり、特に江戸新刀が柾が目立つ
  法城寺・和泉守兼重、刃縁締らず深くなる

四号刀 刀  津田越前守助広
    延宝九年八月日
典型的な助広、延宝九年紀、丸津田銘、晩年の作

濤瀾刃・大互の目乱れの最高傑作に近い

焼出し、極端な「大坂焼出し」になっておらず、短い
 助直(妹の子か)、写し物(水心子、尾崎)は長くなる

帽子、返りが固く、直刃なるも、ふくらの線に添わず
 真直ぐとなる

【鑑定ポイント:大坂新刀】

  大坂新刀、帽子の先、小鎬の線より出ない
   出ているものは、切先を下げたか

  焼出し、帽子に特徴がでるので、良く見ることが大切
五号刀 短刀 近江大掾藤原忠広 珍しい近江大掾の短刀
 「近江大掾」は当らないが、肥前刀は外せない

焼刃、直刃が帯状となる

彫物、指表に三鈷柄付き剣、指裏に倶利迦羅龍
 龍の顎がほっそりとなる


【鑑定ポイント:肥前の彫り】

  指裏に濃厚な彫物、刀も同様となる
  刀を太刀拵えに入れて贈答したためか
 
  倶利迦羅龍の顎
   吉長彫 : ほっそり
   宗長彫 : えらが張る

  龍の尾に剣先がない

  爪の片方が短く、もう片方が長い

  倶利迦羅龍の剣の先、頭が胴の真中にきて
   突き抜かず

平成19年5月20日研究会

鑑定刀 刀工名 鑑定・鑑賞見所
一号刀 短刀 来国俊 柳沢家伝来

地鉄、小板目良く詰み精良、所々に来肌

刃紋、匂い口締まった直刃に沸深い刃が交互、小互の目と足入り、ふくらに沿って
 淡く二重刃
 帽子、直ぐに先小丸
二号刀

(折返し銘) 備前国吉井住人真則
重要刀剣、古吉井の典型作例

地鉄、板目に杢交え、よく練れて詰み、綾杉風の肌交じる

刃紋、匂いの深い互の目、矢筈風の角互の目と片落ち刃を交えてこづむ
 所々小沸付き、焼き頭より鎬近くまで頭の揃った乱れ映り
三号刀 短刀 兼延 地鉄、板目に杢交え美しく、肌立ちごころに流れ、裏は柾気が目立ち、映り立つ

刃紋、匂い口良く締まった直刃、中程から切先に掛けて淡く二重刃風の匂い筋が
 現れる
 帽子、直ぐに先小丸、やや長く返る
四号刀 刀  肥後大掾貞国 初代越前康継の改名前作

地鉄、板目に杢交えて肌立ち、所々に黒い鉄。鎬地は柾目

刃紋、匂い出来、起伏の浅い互の目、足良く入り
 帽子、乱れ込み、先掃き掛けてやや深く返る
五号刀 脇指 肥州河内守藤原正広 姿、元先の幅差があり、反りが付き、美しい

地鉄、小板目良く詰み、地沸、小糠肌までは強くない

刃紋、焼き出しから腰刃風に見え、関堅気が見られ、志津写し或いは関写しと云える
 帽子、綺麗に直ぐに返る

【傍肥前への鑑定】
 互の目、谷に沸付く
 片落ち互の目風の刃、正広に多い
 帽子、綺麗、旨い
六号刀 脇指 備前介宗次
    慶応三年二月日
茎に錆が付き切らず、新々刀期、最末期の健全な短刀

姿、大振の寸伸び短刀、反り深くならず、重ね、厚い

地鉄、非常に綺麗、無地に近く、鍛えが判らない、鏡鉄とも云う

刃紋、匂い口締まって、起伏が激しい乍、頭の揃った互の目、その中に丁子足入る

大阪、河内守国助の拳形丁子に対して、起伏が有り、足が長い馬の歯乱れとなり、
 特徴がある



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